“ほうまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泡沫91.7%
抱沫2.8%
泡末2.8%
迸沫2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
未来の世まで反語を伝えて泡沫(ほうまつ)の身を嘲(あざけ)る人のなす事と思う。余は死ぬ時に辞世も作るまい。死んだ後(あと)は墓碑(ぼひ)も建ててもらうまい。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
鎔岩(ようがん)に無數(むすう)の泡末(ほうまつ)が含(ふく)まれたものは輕石(かるいし)或(あるひ)はそれに類似(るいじ)のものとなるのであるが、その小片(しようへん)はらぴりと名(な)づけられ、火山灰(かざんばひ)と共(とも)に遠方(えんぽう)にまで運(はこ)ばれる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
スクリュウに捲き上げられ沸騰(ふっとう)し飛散する騒騒(そうそう)の迸沫(ほうまつ)は、海水の黒の中で、鷲のように鮮やかに感ぜられ、ひろい澪(みお)は、大きい螺旋(ぜんまい)がはじけたように、幾重にも細かい柔軟の波線をひろげている。
佐渡 (新字新仮名) / 太宰治(著)