“螺旋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らせん66.3%
ねじ19.4%
ぜんまい5.1%
ねぢ4.1%
うず1.0%
うづ1.0%
ねじねじ1.0%
ウォーム1.0%
スクルー1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さかを立てて、螺旋り、つて石垣の穴へ引かうとする、んで飛ばうとする。んだ、揉んだ。——いや、しい人群集だ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その中に鉄煙管の吸口に純金の口金の付いたのがあって、その金の部分だけが螺旋で取り外ずしの出来るようになっていた。
喫煙四十年 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
極く手軽で極く速く泡が立ちます。御覧なさいまし無造作なものでしょう。棒の先へ鋼鉄の線条螺旋のように巻いて着けてあるばかりです。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
張作霖は螺旋を巻き忘れた柱時計の顔を見ても、飲み忘れた水薬のいでも、直ぐこの合言葉を思ひ出すのだ。そして
そのときはもうまっ先の烏の大尉は、四へんほど空で螺旋を巻いてしまって雲の鼻っまで行って、そこからこんどはまっぐに向うのに進むところでした。
烏の北斗七星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そのときはもうまつ先の烏の大尉は、四へんほど空で螺旋を巻いてしまつて雲の鼻つ端まで行つて、そこからこんどはまつぐに向ふのに進むところでした。
烏の北斗七星 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
見れば濃いを青々とり眼の大きい口尻の凛々しい面長の美男子が、片手には大きな螺旋煙管を持ち荒い三升格子褞袍を着て屋根船の中に胡坐をかいていると
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
舵手に令する航海長の声のほかには、ただ煙突ののふつふつとして白く月にみなぎり、螺旋の波をかき、大いなる心臓のうつがごとく小止みなき機関の響きの艦内に満てるのみ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)