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抓
ふりがな文庫
“抓”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
つま
58.6%
つね
33.2%
つか
3.2%
つ
2.3%
つめ
1.8%
か
0.5%
むし
0.5%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つま
(逆引き)
辰男はインキに汚れた骨太い指で
抓
(
つま
)
んで大口に食べた。そして、冷たくなつてゐる手を内懷に入れて温めながら暫らく息休めをした。
入江のほとり
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
抓(つま)の例文をもっと
(50作品+)
見る
つね
(逆引き)
或る晩などは
逃後
(
にげおく
)
れた輝方氏が女中に
掴
(
つか
)
まつて、恋女房の蕉園女史にしか触らせた事のない口の
端
(
はた
)
を思ひ切り
抓
(
つね
)
られたものださうだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
抓(つね)の例文をもっと
(50作品+)
見る
つか
(逆引き)
さか
鱗
(
うろこ
)
を立てて、
螺旋
(
らせん
)
に
蜿
(
うね
)
り、
却
(
かえ
)
つて石垣の穴へ引かうとする、
抓
(
つか
)
んで飛ばうとする。
揉
(
も
)
んだ、揉んだ。——いや、
夥
(
おびただ
)
しい
人群集
(
ひとだかり
)
だ。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
抓(つか)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
つ
(逆引き)
何でこんなことをするのだろう? と
狐
(
きつね
)
に
抓
(
つ
)
ままれでもしたように、私には何が何だかわからなかった。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
抓(つ)の例文をもっと
(5作品)
見る
つめ
(逆引き)
抓
(
つめ
)
りましたりそんないたずらをしますのがいたって好きなのでござりましてわたしはねむってもあんさんはねむったらあかん
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
抓(つめ)の例文をもっと
(4作品)
見る
か
(逆引き)
膝から
股
(
また
)
へ
真白
(
まっしろ
)
な
通草
(
あけび
)
のよう、さくり切れたは、俗に
鎌鼬
(
かまいたち
)
が
抓
(
か
)
けたと言う。間々ある事とか。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
抓(か)の例文をもっと
(1作品)
見る
むし
(逆引き)
妙源 ——血でひたひたになった本堂の隅へ、悪魚の泳ぐように這いつくばって、とかげのような舌の
断
(
きれ
)
を
抓
(
むし
)
りながら、「執念が何だ、邪婬の外道が何の法力に叶うかい」
道成寺(一幕劇)
(新字新仮名)
/
郡虎彦
(著)
抓(むし)の例文をもっと
(1作品)
見る
抓
漢検1級
部首:⼿
7画
“抓”を含む語句
引抓
一抓
掻抓
鼻抓
一抓一攫
一攫一抓
抓取
抓投
押抓
鷲抓
“抓”のふりがなが多い著者
吉川英治
夢野久作
蘭郁二郎
中里介山
佐々木邦
三遊亭円朝
泉鏡花
南方熊楠
谷崎潤一郎
樋口一葉