むし)” の例文
妙源 ——血でひたひたになった本堂の隅へ、悪魚の泳ぐように這いつくばって、とかげのような舌のきれむしりながら、「執念が何だ、邪婬の外道が何の法力に叶うかい」
道成寺(一幕劇) (新字新仮名) / 郡虎彦(著)