“真白”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞白
読み方割合
まっしろ61.1%
ましろ19.5%
まつしろ18.1%
まツしろ0.7%
マツシロ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
森は雪におおわれて真白まっしろになりました。高い大きな枯木かれきの上で、カラスが拡声器をすえて、今しきりに、こんなことをしゃべっています。
ペンギン鳥の歌 (新字新仮名) / 原民喜(著)
七子ななこの羽織に仙台平のリウとした袴、太い丸打の真白ましろな紐を胸高に結んださまは、何処かの壮士芝居で見た悪党弁護士を思出させた。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
金線にかざられた黒い四角な帽子をかぶり、真白まつしろな服の上に、赤と金との模様のついた上衣うはぎをつけて、太い長い珠数を手にしてゐました。
エミリアンの旅 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
のあたりちかいのはゆるぎいとさばくがごと真白まツしろひるがへつて。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「オネコサン、ワタシハカゼヲヒイテ、真白マツシロナキモノヲキテネテヰマス。」