“まつしろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マツシロ
語句割合
眞白44.2%
真白35.1%
松代16.9%
純白2.6%
松城1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本につぽんやまのうさぎには二通ふたとほりあつて、そのひとつは平常へいじよう褐色かつしよくをしてゐますが、ふゆになると眞白まつしろかはるもの、もひとつは一年中いちねんじゆうとほして褐色かつしよくのものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
肩越かたごしに、のへりを、ゆき装上もりあがるやうに、しづくさへしと/\と……とき判然はつきりえたのは、きむらがつた真白まつしろはなである。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その晩、文太夫が半蔵や寿平次に取り出して見せた書面は、ある松代まつしろの藩士から借りて写し取って置いたというものであった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
雪を純白まつしろにいただいた遠方の山山をみつめてゐると
「細川繁君の友人なのですが、細川君のことにきまして、ちょっとお嬢様にお眼にかかりたいので……松城まつしろ昌三という者です」