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眞白
読み方 | 割合 |
まつしろ | 75.6% |
ましろ | 20.0% |
まつしつ | 2.2% |
まッしろ | 2.2% |
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しばらくすると、
此の
毛蟲が、
盡く
眞白な
蝶になつて、
枝にも、
葉にも、
再び
花片を
散らして
舞つて
亂るゝ。
幾千とも
數を
知らない。
「
聖母の
手套」、
刺罌粟、
母子草、どんなに
眞白な手よりも、おまへたちの
方が、わたしは
好だ。
滅んだ花よ、むかしの花よ。
何が
出たかと
覗いて
見ると、
眞白い
貝層の
中から、
緑泥片岩の
石棒の
頭部が
見え
出して
居る。
マーキュ あゝ、ロミオの
奴め、
奴は
最早死んでゐるわい! あの
眞白な
小婦の
黒い
目でしてやられた、
耳は
戀歌で
射貫される、
心臟の
眞中央は
例の
盲小僧の
彼の
稽古矢で
打碎かれる。