“稽古矢”の読み方と例文
読み方割合
けいこや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大久保小町と言はれた、植木屋松五郎の娘お駒が、稽古矢(けいこや)に射られて死んだと聽いて、さすがに商賣氣を離れた好奇心は動きます。
マーキュ あゝ、ロミオの奴(やつ)め、奴(やつ)は最早(もう)死(し)んでゐるわい! あの眞白(まッしろ)な小婦(あまッちょ)の黒(くろ)い目(め)でしてやられた、耳(みゝ)は戀歌(こひか)で射貫(いとほ)される、心臟(しんざう)の眞中央(まッたゞなか)は例(れい)の盲小僧(めくらこぞう)の彼(あ)の稽古矢(けいこや)で打碎(ぶちくた)かれる。
が、たった一つ、藁屋根の頂点(てっぺん)に、どこから飛んで来たか、虫喰いの稽古矢(けいこや)が一本、天矢(そらや)が落ちて来た恰好に、箆深(のぶか)く突っ立っているだけ。