“稽古着”の読み方と例文
読み方割合
けいこぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奉行職ぶぎょうしょく記録所きろくじょの役部屋へ、小野十太夫じゅうだゆうがはいって来る。彼は汗になった稽古着けいこぎのままで、ときには竹刀しないを持ったままのこともある。
饒舌りすぎる (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「家の方は私の稽古着けいこぎを売ってもよいから」といって、親子のあぶらであり、血となるだいの金四円を、母を車に乗せて夜中ではあれど届けさせた。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
いま立合をして負けた方のが、道場から母屋おもやへつづいた廊下をスタスタと稽古着けいこぎはかまのままで出てゆくと