“記録所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きろくじよ50.0%
きろくじょ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天皇は、才学優れさせ給うた御英明の資を以て、記録所きろくじよを新設され、貴族の私有地たる荘園しやうゑんを調査され、その不当なるものを処分された。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
正成の光栄歓喜如何ばかりであつたであらう。御還幸の後、記録所きろくじよを再興し、親しくまつりごとをみそなはせ給ひ、雑訴決断所ざつそけつだんしよを置いて訴訟を決せしめ給ひ、武者所むしやどころを設けて、武士の進退をつかさどらしめられた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
奉行職ぶぎょうしょく記録所きろくじょの役部屋へ、小野十太夫じゅうだゆうがはいって来る。彼は汗になった稽古着けいこぎのままで、ときには竹刀しないを持ったままのこともある。
饒舌りすぎる (新字新仮名) / 山本周五郎(著)