“記録”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きろく66.7%
レコード29.6%
ドキユウマン3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
就中なかんずく、木村摂津守の名は今なお米国において記録きろくに存し、また古老ころう記憶きおくするところにして、我海軍の歴史に堙没いんぼつすべからざるものなり。
これは上方かみがた式にったのであろうが、東京の劇場内でいわゆる“女給”なるものを採用したのは、ここが新しい記録レコードといってよい。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
明治めいぢ初年の出版物は自分が此の世に生れ落ちた当時の人情世態を語る尊い記録ドキユウマンである。自分の身の上ばかりではない。自分を生んだ頃の父と母との若い華やかな時代をも語るものである。
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)