“レコード”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
記録88.9%
音盤11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
種馬たねうまにはなりたいものさ。僕等は結婚式でも三日が精々だが、支配人の養子となると扱いが違う。二ヵ月はけだし世界中の記録レコードだろうね」
女婿 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
積み上げた記録レコードも、研究も、智識も多くは利用されずに、新しい人、乃至新しい現代にうづめられたまゝに引継がれて行く。
現代と旋廻軸 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
私はうなった。蓄音機は、最近誰かが音盤レコードをかけて鳴らしたらしく、廻転盤にはほこりのたまっている上に、指の跡がまざまざついているのであった。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私の頭の中には、蓄音機や音盤レコードやモールス符号やメントール侯爵の顔や島の娘の顔が、走馬灯そうまとうのようにぐるぐると廻る。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と同時に、私は一種の霊感れいかんともいうべきものを感じて、再び蓄音機の傍によって音盤レコードをかけてみたのであった。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)