現代といふ言葉は永久にある言葉である。永久は現代の無限の連続である。一つづゝ離して見れば現代になり、つゞけて見れば永久になる。そしてこの現代が永久になつて行くところに、一種の転換とか輪廻とか言つたやうなものがある。その境は私はをりをり考へて …
| 著者 | 田山録弥 |
| 著者 | 田山花袋 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
| 初出 | 「文章世界 第十巻第八号」1915(大正4)年7月10日 |
| 文字種別 | 新字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約9分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約14分(300文字/分) |