“走馬灯”のいろいろな読み方と例文
旧字:走馬燈
読み方割合
そうまとう80.0%
まわりあんど20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結構とか性格とか云う点からあれを見たならば抱腹するのが多いだろう。しかし幕に変化がある。出来事が走馬灯そうまとうのごとく人を驚かして続々出る。
作物の批評 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私の頭の中には、蓄音機や音盤レコードやモールス符号やメントール侯爵の顔や島の娘の顔が、走馬灯そうまとうのようにぐるぐると廻る。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今川焼の隣は手品の種明たねあかし、行灯あんどんの中がぐるぐる廻るのは走馬灯まわりあんどで、虫売の屋台の赤い行灯にも鈴虫、松虫、くつわ虫の絵が描かれ、虫売りの隣の蜜垂みたらし屋では蜜を掛けた祇園ぎおんだんごを売っており
アド・バルーン (新字新仮名) / 織田作之助(著)