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『アド・バルーン』
ふりがな文庫
『
アド・バルーン
(
)
』
その時、私には六十三銭しか持ち合せがなかったのです。 十銭白銅六つ一銭銅貨三つ。それだけを握って、大阪から東京まで線路伝いに歩いて行こうと思ったのでした。思えば正気の沙汰ではない。が、むこう見ずはもともと私にとっては生れつきの気性らしかった …
著者
織田作之助
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新文学」1946(昭和21)年3月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約55分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間32分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
背負
(
せたら
)
赤子
(
ややさん
)
腫物
(
できもん
)
神社
(
さん
)
空
(
へ
)
違
(
ちご
)
嫁
(
かた
)
懐
(
なつか
)
上
(
あが
)
眩
(
まばゆ
)
随分
(
とうない
)
母
(
か
)
細々
(
ほそぼそ
)
外
(
はず
)
賑
(
にぎわ
)
守
(
もり
)
襁褓
(
むつ
)
良家
(
ええし
)
下肥
(
しもご
)
高麗
(
こうらい
)
馴染
(
なじ
)
俄
(
にわ
)
保
(
たも
)
父親
(
てておや
)
祠
(
まつ
)
剥
(
む
)
千度
(
せんど
)
午
(
うま
)
随
(
つ
)
除
(
よ
)
紅
(
べに
)
納
(
おさ
)
泊
(
と
)
遂
(
と
)
羨
(
うらやま
)
趣
(
おもむ
)
賑
(
にぎや
)
架
(
かか
)
忠実
(
まめ
)
怖
(
こわ
)
旨
(
むね
)
撮
(
と
)
掴
(
つかま
)
西瓜
(
すいか
)
白粉
(
おしろい
)
皺
(
しわ
)
瞬
(
またた
)
瞼
(
まぶた
)
祀
(
まつ
)
祇園
(
ぎおん
)
種明
(
たねあか
)
稲荷
(
いなり
)
稼業
(
かぎょう
)
空罐
(
あきかん
)
筋違
(
すじかい
)
節
(
ふし
)
簔虫
(
みのむし
)
簾
(
すだれ
)
粥
(
かゆ
)
納屋
(
なや
)
紐
(
ひも
)
細々
(
こまごま
)
継子
(
ままこ
)
継母
(
ままはは
)
翌
(
あく
)
老
(
ふ
)
耽
(
ふけ
)
肚
(
はら
)
肝
(
きも
)
肝腎
(
かんじん
)
胎内
(
たいない
)
腹
(
なか
)
膝頭
(
ひざがしら
)
苛
(
いじ
)
蒟蒻
(
こんにゃく
)
蓄
(
たくわ
)
蓋
(
ふた
)
薦
(
すす
)
額
(
ひたい
)
逢坂
(
おうさか
)
道修
(
どしょう
)
遣
(
や
)
醜
(
みにく
)
里子
(
さとご
)
野堂
(
のど
)
錆
(
さび
)
間々
(
まま
)
附箋
(
ふせん
)
隙
(
すき
)
雇
(
やと
)
雑鬧
(
ざっとう
)
靱
(
うつぼ
)
飾窓
(
かざりまど
)
黄昏
(
たそがれ
)
鰻谷
(
うなぎだに
)
鰻
(
うなぎ
)
骰子
(
さいころ
)
餡
(
あん
)
餓
(
う
)
飄然
(
ひょうぜん
)