“逢坂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうさか65.4%
あふさか26.9%
おおさか7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
程もなく逢坂おうさかふもと走井はしりいの茶屋の店さきへかかると、一同はまン中の駕を下ろし、群蝶のくずれるように茶店の内や外に散らばった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「年を経てなど越えざらん逢坂あふさかの関」という古歌を口ずさんでいる源氏の美音に若い女房たちは酔ったような気持ちになっていた。
源氏物語:05 若紫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
かくて逢坂おおさかに逃げ退いて、向かい立つてまた戰いましたが、遂に追いせまり敗つて近江のササナミに出て悉くその軍を斬りました。