“おうさか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
逢坂85.0%
相坂10.0%
逢阪5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前の方に逢坂おうさか比叡ひえい、左に愛宕あたご鞍馬くらまをのぞんだ生絹は、何年か前にいた京の美しい景色を胸によみがえらせた。
荻吹く歌 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
この短歌の意味は、相坂おうさか(逢坂)山を越えて、淡海おうみの湖水の見えるところに来ると、白木綿しらゆうで作った花のように白い浪が立っている、というので、大きい流動的な調子で歌っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
関の姥神はもちろん、上総と安房あわとのさかいばかりにあったのではありません。一番有名なものは京都から近江おうみへ越える逢阪おうさかの関に、百歳堂ももとせどうといってあったのも姥神らしいという話であります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)