“白木綿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しろもめん83.9%
しらゆう6.5%
しらゆふ6.5%
もめん3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法被はつぴてらとも棺桶くわんをけいた半反はんだん白木綿しろもめんをとつて挾箱はさんばこいれた。やが棺桶くわんをけ荒繩あらなはでさげてあかつちそこみつけられた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
と見ると往来には人気ひとけなく、あおあおと光がみなぎっている。月光の中に立っているのは、白木綿しらゆうのような真っ白の人物。余りに身長みたけが高いので、仰ぎ見なければならなかった。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
曰く、白木綿しらゆふの瀑、二段になりて、上が高さ二十四丈、下が十二丈、幅各〻三間。曰く、河西の瀑、高さ二十四丈、幅二間。曰く、大瀧、高さ二十四丈。下の瀧、高さ三十六丈、幅三間四尺。
足柄の山水 (旧字旧仮名) / 大町桂月(著)
藍万筋あいまんすじのこまかい単衣ひとえに、算盤絞そろばんしぼりの三尺を、ぐっと締め、おしりの上にチョッキリ結んで、手拭を吉原かぶり、わざと身幅みはばの狭いしたてですから、胸がはだけて、真新しい白木綿もめんの腹巻が
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)