“白木綿花”の読み方と例文
読み方割合
しらゆふはな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相坂あふさかをうちでてれば淡海あふみ白木綿花しらゆふはななみたちわたる 〔巻十三・三二三八〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
やまたか白木綿花しらゆふはなちたぎつたぎ河内かふちれどかぬかも 〔巻六・九〇九〕 笠金村
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「山高み白木綿花しらゆふはなに落ちたぎつ夏実なつみ河門かはと見れど飽かぬかも」というのがあるのは、恐らく此歌の模倣であろうから、そうすれば金村のこの形式的な一首も、時に人の注意をいたに相違ない。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)