“相坂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あふさか42.9%
おうさか28.6%
あひざか14.3%
あうさか14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長歌の反歌で、長歌は、「山科やましな石田いはたの森の、皇神すめがみ幣帛ぬさとり向けて、吾は越えゆく、相坂あふさか山を」云々。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
すでに、相坂おうさかせきを越えたとき、死は、覚悟して出たのである。だのに道誉は途中で、自分へ再生の望みあるを、ささやいた。自分は正直に狂喜した。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大分だいぶふるいのがあるのをた、——こゝには一組ひとくみぐらゐありさうな——草雙紙くさざうしでない、とおもひながら、フトかんがへたのは相坂あひざか團子だんごである。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そしてこの逢坂山(昔は相坂あうさかとも合坂あうさかとも書いた)
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)