“牽”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
91.4%
ひき3.8%
ひか2.9%
0.5%
にな0.5%
(その他)0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“牽”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]24.1%
文学 > 中国文学 > 小説 物語8.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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――肉体も精神も感覚を通して溶け合つて、死のやうな強い力で恍惚こうこつ三昧さんまいき入れられるあの生物の習性に従ふ性の祭壇に上つて
〔出典〕夏の夜の夢(新字旧仮名)/岡本かの子(著)
公爵家の紋章で美々びびしく装われた三十三頭の牛が、羅馬の街上に、その尨大な石材をいて、ノメンタナ街のやしきへ練り込みました。
〔出典〕踊る地平線:10 長靴の春(新字新仮名)/谷譲次(著)
「さ、そいでぁ、まんつ、」その人はひきづなを持ってあるき出し鈴はツァリンツァリンと鳴り馬は首を垂れてゆっくりあるきました。
〔出典〕ひかりの素足(新字旧仮名)/宮沢賢治(著)
畫工の來るや、古の水道のなごりなる、寂しき櫛形迫持せりもちを寫し、羊の群をひきゐたる牧者を寫し、さてその前に枯れたるあざみを寫すのみ。
〔出典〕即興詩人(旧字旧仮名)/ハンス・クリスチャン・アンデルセン(著)
すでにこの河面に嫌厭けんえんたるものをきざしているその上に、私はとかく後に心をひかれた。
〔出典〕河明り(新字新仮名)/岡本かの子(著)
それがまたかんが悪いと見えて、船着ふなつきまで手をひかれて来る始末だ。
〔出典〕取舵(新字新仮名)/泉鏡花(著)
われ等をこゝへて来ませるこの神を。
東京には、かういふ娘がひとりで蹣跚まんさんの気持ちをになひつつ慰み歩く場所はさう多くなかつた。
〔出典〕蝙蝠(新字旧仮名)/岡本かの子(著)
また同書に同じ話の異態なものを挙げて牝獅が牝牛を殺し栖へひきずり往くと牛の乳呑児が母の乳を慕い追い来る
〔出典〕十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗(新字新仮名)/南方熊楠(著)
さう言ふ女どものふるまひに、特別に気はかれなかつた郎女だけれど、よく其人々が、「今朝ケサ朝目アサメがよかつたから」「何と言ふ情ない朝目でせう」などゝ、そは/\と興奮したり、むやみに塞ぎこんだりして居るのを、見聞きしてゐた。
〔出典〕死者の書(新字旧仮名)/折口信夫(著)