“牽引力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんいんりょく92.9%
けんいんりよく7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し大袈裟おおげさに云うならば、彼女を東京から関西の方へき寄せる数々の牽引力けんいんりょくの中に、この鮨も這入っていたと云えるかも知れない。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
依然、そのお方の持つ不可思議な牽引力けんいんりょくにぐいぐい吸い込まれそうな自分を感じつつ内心でそのふちに踏みとどまらんとしていたからであった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼等かれら最初さいしよんだつち強大きやうだい牽引力けんいんりよく永久えいきう彼等かれらとほはなたない。彼等かれら到底たうていつちくるしみとほさねばならぬ運命うんめいつてるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)