“けんいんりょく”の漢字の書き方と例文
語句割合
牽引力100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大凧が充分に風をはらんで揚がる時は若者の二人や三人は引きずられるくらいの強い牽引力けんいんりょくをもっている。
田園雑感 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
以来二十番台の牽引力けんいんりょくが強くなって、大抵十八九番に重心じゅうしんたもった。これぐらいの出来栄できばえなら人から恨まれる心配はない。もっとクラスは常に一致和合して無事平穏だった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
牽引力けんいんりょくのそこにもあるのを覚えたが、にわかにそちらへ恋を移す気にこの人はなれなかった。
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)