“到底”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうてい53.4%
たうてい19.7%
とても17.4%
とて6.7%
どうせ1.1%
つまり1.1%
てんで0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一時二人の結婚は到底不可能だと絶望していた時分、二人はまだ外国へ旅立たなかった自分の書斎を、せめてもの会合場にしていた。
曇天 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
なものには到底かれさうにりません」とめた宜道まへてつた。それは二三日であつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
……私には到底お雪さんの真似は出来ない。……思い切りの好いだ。それを思うと雪岡さん、私はあなたがお気の毒になりますよ……
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
世捨人になっていながら恥かしいなんかてえ事があるものか、私が連れてかねば到底も来そうもない、さア一緒に来なさい
初めお勢が退塾して家に帰ッた頃「という嗣子があッて見ればお勢は到底嫁に遣らなければならぬが、どうだ文三に配偶せては」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
実は月が地球のまわりを環をなしながら到底は大空間に有則螺線を描ていると同じ事に、地球も太陽に従ッて有則螺線を大空間に描いているのサ。
ねじくり博士 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
夕方ヤット辿り着く宿舎は、束縛の点では監獄と伯仲でも、秩序や清潔の点では到底較べもので無い。監獄部屋の名称は、刑務所の方で願下げを頼み込むに相違ない。
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)