トップ
>
到底
>
どうせ
ふりがな文庫
“
到底
(
どうせ
)” の例文
初めお勢が退塾して家に帰ッた頃「
勇
(
いさみ
)
という
嗣子
(
あととり
)
があッて見ればお勢は
到底
(
どうせ
)
嫁に遣らなければならぬが、どうだ文三に
配偶
(
めあわ
)
せては」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
到底
(
どうせ
)
取りきれる事ではないが、うっちゃって置けば野菜が全滅になる、取れるだけは取らねばならぬ。
此方
(
こっち
)
も生きねばならぬ人間である。手が足りぬ。手が足りぬ。自家の
人数
(
にんず
)
ではやりきれぬ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
到底
(
どうせ
)
貰
(
もら
)
う事なら親類
某
(
なにがし
)
の次女お
何
(
なに
)
どのは
内端
(
うちば
)
で
温順
(
おとなし
)
く器量も十人
并
(
なみ
)
で私には至極
機
(
き
)
に入ッたが、この
娘
(
こ
)
を迎えて
妻
(
さい
)
としては
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
お政は「ナアニ大丈夫ですよ、また
些
(
ちっ
)
とやそッとの事なら有ッたッて好う御座んさアネ、
到底
(
どうせ
)
早かれ
晩
(
おそ
)
かれ一所にしようと思ッてるとこですものヲ」ト、ズット
粋
(
すい
)
を通し顔でいるところゆえ
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
到
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
底
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“到”で始まる語句
到
到頭
到着
到達
到来物
到来
到処
到著
到々
到來