“到着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうちゃく48.0%
たうちやく24.0%
とうちやく12.0%
8.0%
つい4.0%
ゆきつ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一旦列車が到着とうちゃくしたとなれば、もう自分のお客を探すことで心中一パイになってしまい、まったくそれどころではないのであった。
三の字旅行会 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
曇後晴くもりのちはれ午前ごぜん時頃じごろ瓢箪山ひようたんやま到着たうちやくしてると、發掘はつくつすで進行しんかうして赤鉢卷隊あかはちまきたい活動くわつどうしてるが、一かうかはつたことい。
かくてこれ展望てんぼうをほしいまゝにしたわが郵船ゆうせんはナポリこう到着とうちやくし、ヴェスヴィオを十分じゆうぶん見學けんがく機會きかいとらへられるのである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
神戸の駅に到着いたのは五時に近かった、あいにく雨が降り出していたので、清三はわずかなところを電車に乗った。
須磨寺附近 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
私は昨夜自動車に出会った場所は、停車場ステーションから海浜旅館ホテルへ出る道路みちとは違っている。しかも汽車が到着ついた時から一時間も経過っていた。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
行く行く彼らは土人の部落——すなわち部落へ到着ゆきつくごとに飾り玉や玩具を出して見せて彼らの食料と交換した。米や野菜や鶏や卵や唐辛とうがらしまたは芭蕉の実やココアなどと貿易したのである。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)