“たうちやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
到着85.7%
撞著14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
櫻木大佐等さくらぎたいさらは二十四夜半やはん電光艇でんくわうていじやうじて、本島ほんたうはなれ、その翌日よくじつ拂曉ふつぎようには、橄欖島かんらんたう島蔭しまかげ到着たうちやくする約束やくそく
必竟ひつきやう自分じぶん東京とうきやうなかみながら、ついまだ東京とうきやうといふものをことがないんだといふ結論けつろん到着たうちやくすると、かれ其所そこ何時いつめう物淋ものさびしさをかんずるのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
記して此に至つて、わたくしは再び霞亭南帰の問題に撞著たうちやくする。霞亭は越後より南帰して、伊勢国度会郡わたらひごほり林崎にとゞまつた。此間の事を叙するに、山陽の筆は唯空間を記して時間に及ばない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)