“どうちゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
撞着91.4%
撞著8.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく、空想的なるところにこそ児童の本質があるのであって、彼等にとっては、現実とその空想とは、何等撞着どうちゃくするものでないのです。
時代・児童・作品 (新字新仮名) / 小川未明(著)
而して我々が斯く自己自身の根柢において自己矛盾に撞着どうちゃくするというも、自己自身によるのでなく絶対の呼声でなければならない。
絶対矛盾的自己同一 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
千葉稲城子ちばとうじょうしに答へて曰く、撞著どうちゃくと誤解の事なほ誤解あるが如し。われらが撞著といひしは前に「客観的景色に重きを措き」とありて後に「客観的にのみ」とありしをいふなり。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
御書面を見るに愚意を誤解被致いたされ候。ことに変なるは御書面中四、五行の間に撞著どうちゃく有之候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)