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物淋
ふりがな文庫
“物淋”の読み方と例文
読み方
割合
ものさび
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものさび
(逆引き)
歓楽のあとの
物淋
(
ものさび
)
しさ、とでも云うような心持が私の胸を支配していました。
尤
(
もっと
)
もナオミはそんなものを感じなかったに違いなく
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
葭簀
(
よしず
)
を立掛けた水茶屋の
床几
(
しょうぎ
)
には
徒
(
いたずら
)
に
磨込
(
すりこ
)
んだ
真鍮
(
しんちゅう
)
の
茶釜
(
ちゃがま
)
にばかり梢を
漏
(
もれ
)
る初秋の薄日のきらきらと反射するのがいい知れず
物淋
(
ものさび
)
しく見えた。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
岬の突端の方を当てにして進んで行くほど
物淋
(
ものさび
)
しくなって、草深くなって、そうして木立さえ物々しくなるのでありました。
大菩薩峠:36 新月の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
物淋(ものさび)の例文をもっと
(17作品)
見る
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
淋
漢検準1級
部首:⽔
11画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思
“物淋”のふりがなが多い著者
加藤道夫
押川春浪
作者不詳
高浜虚子
幸田露伴
江戸川乱歩
中里介山
谷崎潤一郎
柳田国男
夏目漱石