“茶釜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃがま70.3%
ちやがま24.3%
かま5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあ、茶でも一口すすろうではないか。明るい午後の日は竹林にはえ、泉水はうれしげな音をたて、松籟(しょうらい)はわが茶釜(ちゃがま)に聞こえている。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心、岡倉覚三(著)
足袋(たび)も穿(は)かぬ足(あし)の甲(かふ)が鮫(さめ)の皮(かは)のやうにばり/\と皹(ひゞ)だらけに成(な)つて居(ゐ)る。彼(かれ)はまだ冷(さ)め切(き)らぬ茶釜(ちやがま)の湯(ゆ)を汲(く)んで頻(しき)りに飯(めし)を掻込(かつこ)んだ。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
湯杓子(ゆびしゃく)を、茶釜(かま)に入れながら、夫人は、思わず聞き恍(と)れていた。良人の顔をそっと見ると、内匠頭も同じ気もちに打たれているらしい。凝(じっ)と耳をすましていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)