“赤茶釜”の読み方と例文
読み方割合
あかちやがま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まちの、おくかすところに、あつらへたやうな赤茶釜あかちやがまが、何處どこかのひさしのぞいて、ちうにぼツとしてかゝつた。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
時々とき/″\こずゑから、(赤茶釜あかちやがま)とふのがる。はない、赤剥あかはげの、のつぺらぽう、三じやくばかりのながかほで、あへくちふもえぬくせに、何處どこかでゲラ/\と嘲笑あざわらふ……正體しやうたい小兒こどもほどあるおほきなふくろふ
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いまるか、赤茶釜あかちやがま。」とおもふのが、ついこゑつてくちた。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)