“梟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくろう49.0%
ふくろ19.8%
10.3%
ふくろふ9.9%
さら7.2%
きょう0.8%
フクロ0.8%
きゅう0.4%
けう0.4%
ごろすけ0.4%
0.4%
さらし0.4%
ふくらう0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただある夜おそく、武田大佐と清少年が、代々木なる明治神宮の大鳥居をくぐったことを、神苑しんえんの森にふくろうたちは知っている。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
ぬえは単に未明の空を飛んで鳴くために、その声を聴いた者は呪言を唱え、鷺もふくろうも魔の鳥として、その異常な挙動を見た者は祭をした。
満天星どうだんだの這い松だのの、潅木類は地面を這い、さぎうずらきじふくろたかわしなどの鳥類から、栗鼡りす
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
世の中の人間を、いい人間と悪い奴との二色に分けている次郎は、直ちに、万太郎をいい方、雲霧を悪い方と鑑別して、ふくろのような眼玉を剥き、
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、袂で交互にそこらを打ち払い、また、やにわに、そこの身丈みたけよりは低い竹矢来を破ッて、さらし首のけならべてある台へむかって突進しかけた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寛延かんえん己巳年つちのとみどしの二月から三月にかけて、大坂は千日前せんにちまえに二つの首が獄門にけられた。
心中浪華の春雨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
でぶ/\に肥つた四十あまりの主婦かみさんと、その妹だといふふくろふの様な眼をした中年の女とが、代る/″\店に出て始終客を呼んで居た。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
私はやっぱりとんびの染屋のことだったと思はず笑ってしまひました。それが少うしふくろふに意外なやうでしたから、急いでそのあとへつけたしました。
林の底 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「そう言うわけじゃございませんが、お気に召さないといけませんから、描くのは勘弁して下さい——死人やさらし首と並べて描いちゃ、第一気色が悪うございます」
芳年写生帖 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
足利尊氏あしかがたかうじの木像がさらされるとかいうなら、筋は通るが、しかし、碩学せきがく高僧である大和尚が、死後まで
およそ、真に国を愛する者には、愛する国土を用いて利のない盲戦もうせんはやれません。また真に、主君をけいする者は、敬する主君が、敵手てきしゅにかかってきょうせられるのを、眼で見るに忍べるものではありません。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そもそも幕末の時に当りて上方かみがたの辺に出没しゅつぼつしたるいわゆる勤王有志家きんのうゆうしかの挙動を見れば、家をくものあり人をころすものあり、或は足利あしかが三代の木像もくぞうの首をりこれをきょうするなど、乱暴狼籍らんぼうろうぜき名状めいじょうすべからず。
——独りの部屋に帰つて窓先きを眺めてゐると棕櫚の樹の葉蔭に何時ものフクロが来てゐる、誰も悸す者がないので彼女は明方になると其処に戻つて来て終日のネグラにしてゐる、或日の夜明け時に飛び帰つて来る姿を私は一度見たこともある。
フクロノ目。
未刊童謡 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
宗盛むねもりの首はきゅうせられよ。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
戸口にゃ一羽のごろすけ
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
良因 お察し申します。きのふは少し用があつて、京の町までまゐりますと、六條の河原にあなたと同じやうな首がらされて居りましたよ。
能因法師 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
つまり、生きた人間を縛ってさらす代りに、人間の首を切って、そうしてそれをさらしにかけました。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
えたとほこゑ野末のずゑおしひろげるやうに、く、トントントントンとこだまにあたるやうなひゞきがとほくからるやうにこえるとりこゑは、ふくらうであつた。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)