“干菜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほしな60.0%
かんさい20.0%
ひば20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらをはつたとき枯葉かれはおほいやうなのはみなかまでゝうしろはやしならみきなはわたして干菜ほしなけた。自分等じぶんら晝餐ひるさいにも一釜ひとかまでた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
兄弟は、黄金こがねかんざしを持って、母に教えられたとおり、そっと戻って、農家の軒下へ行った。そして、まだほかにも吊るしてある干菜かんさいや柿の縄へ、その釵をして帰って来た。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
硝子ガラス張りの旅館一二軒を、わざと避けて、軒に山駕籠やまかご干菜ひばるし、土間のかまどで、割木わりぎの火をく、わびしそうな旅籠屋をからすのようにのぞき込み、黒き外套がいとうで、御免と、入ると
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)