“干渉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしょう52.0%
かんせふ28.0%
かんしよう8.0%
かかりあ4.0%
せっかい4.0%
せっかひ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「塾の中だけのむずかしさなら、かえってりあいがあって楽しみですけれど、外からいろいろ干渉かんしょうされたりするのは、いやですわね。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
相手は武家で、昔は身分のあつた者かは知りませんが、町方役人もさうまでは干渉かんせふされる理由がなかつたのです。
周三はさひはいに、頑冥ぐわんめいな空氣を吸つて、温順おんじゆん壓制君主あつせいくんしゆ干渉かんしよう服從ふくじうしてゐたら、兵粮の心配は微塵みじんもない。雖然彼の城は其の根底がぐらついてゐる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「くれはせぬ。やりもせぬ。芳江は勘当の身の上じゃ、誰と行こうと、どこへ参ろうと干渉かかりあわぬというまでじゃ!」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
年齢はとにかく、園田の人格に対しても、そうしたお干渉せっかいは無駄だと思った。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
乳母 またしてもお干渉せっかひやしゃります、さゝ、お就褥やすみなされませ。誓文せいもん明日あす病人びゃうにんにならしゃりませうぞえ、此夜こよひやしゃらぬと。