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干渉
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かんしょう
ふりがな文庫
“
干渉
(
かんしょう
)” の例文
「塾の中だけのむずかしさなら、かえって
張
(
は
)
りあいがあって楽しみですけれど、外からいろいろ
干渉
(
かんしょう
)
されたりするのは、いやですわね。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
「それまでは
干渉
(
かんしょう
)
されたくないよ、小さい人たちを上陸さしたのでは役にたたない、まずぼくが先にいって陸地を
探検
(
たんけん
)
する」
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
仏教の
干渉
(
かんしょう
)
介助
(
かいじょ
)
が始まってこの作法のやや
弛
(
ゆる
)
んだ頃に、すなわちかの多くの水の神が妻を
覔
(
もと
)
める話は起ったのであろう。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
右のごとき
始末
(
しまつ
)
にして、外国政府が日本の内乱に
乗
(
じょう
)
じ
兵力
(
へいりょく
)
を用いて
大
(
おおい
)
に
干渉
(
かんしょう
)
を試みんとするの
意志
(
いし
)
を
懐
(
いだ
)
きたるなど
到底
(
とうてい
)
思
(
おも
)
いも寄らざるところなれども
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
そのくらいはまだよいとして弟子共が持って来る中元や
歳暮
(
せいぼ
)
の付け届け等にまで
干渉
(
かんしょう
)
し少しでも多いことを希望して
暗々裡
(
あんあんり
)
にその意を
諷
(
ふう
)
すること
執拗
(
しつよう
)
を
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
蓄音機から出てくる音楽と、音叉から出る正しい振動数の音とが
互
(
たがい
)
に
干渉
(
かんしょう
)
し合って、また別に第三の音——一
種
(
しゅ
)
異様
(
いよう
)
な
唸
(
うな
)
る音が聴えはじめたのであった。
暗号音盤事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
経済上の取引や経営に
干渉
(
かんしょう
)
することはできても、経済活動の創意そのものを政治が直接に生むことはできない。
政治学入門
(新字新仮名)
/
矢部貞治
(著)
「三
国
(
ごく
)
干渉
(
かんしょう
)
遼東
(
りょうとう
)
還附
(
かんぷ
)
以来
(
いらい
)
、
恨
(
うら
)
み
骨髄
(
こつずい
)
に
徹
(
てっ
)
しているんだ。理窟も
糸瓜
(
へちま
)
もあるものか?」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
こうして
町
(
まち
)
では、
人々
(
ひとびと
)
が、
喜
(
よろこ
)
んだり、
悲
(
かな
)
しんだり、たがいに
争
(
あらそ
)
ったりするうちに、いつしか
春
(
はる
)
めいてきました。
大空
(
おおぞら
)
で
太陽
(
たいよう
)
は、すべてを
見
(
み
)
たけれど、
干渉
(
かんしょう
)
しようとはしなかったのです。
春はよみがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし政府はけっして
干渉
(
かんしょう
)
がましい事をしません。黙って放っておくのです。その代り示威運動をやる方でもちゃんと心得ていて、むやみに政府の
迷惑
(
めいわく
)
になるような乱暴は働かないのです。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それで
巡査
(
じゅんさ
)
の
干渉
(
かんしょう
)
に対して、見物がこごとを言い始めた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「いやだ、ぼくはぼくの銭でぼくの好きなところへゆくのに学校がなにも
干渉
(
かんしょう
)
するにはあたらないじゃないか」
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
今
仮
(
か
)
りに一歩を
譲
(
ゆず
)
り、幕末に
際
(
さい
)
して
外国
(
がいこく
)
干渉
(
かんしょう
)
の
憂
(
うれい
)
ありしとせんか、その
機会
(
きかい
)
は
官軍
(
かんぐん
)
東下
(
とうか
)
、徳川
顛覆
(
てんぷく
)
の場合にあらずして、むしろ
長州征伐
(
ちょうしゅうせいばつ
)
の時にありしならん。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
二人
(
ふたり
)
の
坊
(
ぼっ
)
ちゃんは、
彼女
(
かのじょ
)
の
干渉
(
かんしょう
)
を
気持
(
きも
)
ちよく
思
(
おも
)
いませんでした。
おさくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
形勢
(
けいせい
)
の
急
(
きゅう
)
なるは、幕末の時に
比
(
ひ
)
して
更
(
さ
)
らに急なるその
内乱
(
ないらん
)
危急
(
ききゅう
)
の場合に際し、外国人の
挙動
(
きょどう
)
は如何というに、
甚
(
はなは
)
だ
平気
(
へいき
)
にして
干渉
(
かんしょう
)
などの
様子
(
ようす
)
なきのみならず
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
「人はすきずきだよ、他人の趣味に
干渉
(
かんしょう
)
してもらいたくないね」
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
干
常用漢字
小6
部首:⼲
3画
渉
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“干渉”で始まる語句
干渉縞