“様子”のいろいろな読み方と例文
旧字:樣子
読み方割合
ようす72.6%
やうす22.6%
さま2.4%
ふう1.2%
ふり1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
畑(はたけ)を越(こ)え、牧場(ぼくじょう)を越(こ)えて走(はし)って行(い)くうち、あたりは暴風雨(あらし)になって来(き)て、子家鴨(こあひる)の力(ちから)では、凌(しの)いで行(い)けそうもない様子(ようす)になりました。
此(こ)の按摩(あんま)杖(つゑ)を力(ちから)に、川(かは)べりの水除(みづよ)け堤(づゝみ)へ来(く)ると、杖(つゑ)の先(さき)へ両手(りやうて)をかけて、ズイと腰(こし)を伸(の)ばし、耳(みゝ)欹(そばだ)てゝ考(かんが)えて居(ゐ)る様子(やうす)、——と言(い)ふ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
義兄(あに)の唐木屋利七にお鳥の無残な最期の様子(さま)を物語らなければならないことが情けない。
思ひのままに遊びて母が泣きをと父親(てておや)の事は忘れて、十五の春より不了簡(ふりようけん)をはじめぬ、男振(をとこぶり)にがみありて利発らしき眼(まな)ざし、色は黒けれど好き様子(ふう)とて四隣(あたり)の娘どもが風説(うわさ)も聞えけれど
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
船中の外人は一度び船へ這入れば誰も日本語を使わない、全く知らぬ様子(ふり)で人の話を聞いているのが例だから用心をするようとの訓戒も、初めて、なるほどと今になって矢代は気が附くのだった。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)