様子さま)” の例文
旧字:樣子
義兄あにの唐木屋利七にお鳥の無残な最期の様子さまを物語らなければならないことが情けない。
末は何となる身ぞ、両親ありながら大目に見てあらきことばをかけたる事も無く、楼のあるじが大切がる様子さまも怪しきに、聞けば養女にもあらず親戚しんせきにてはもとより無く、姉なる人が身売りの当時
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)