様子ふり)” の例文
旧字:樣子
船中の外人は一度び船へ這入れば誰も日本語を使わない、全く知らぬ様子ふりで人の話を聞いているのが例だから用心をするようとの訓戒も、初めて、なるほどと今になって矢代は気が附くのだった。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)