“欹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そばだ79.8%
6.5%
そばた6.5%
そば3.2%
かたむ0.8%
そばたつ0.8%
そばだつ0.8%
そばだて0.8%
たっ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は覚えず耳をてた。余りつづけては鳴かず、その一声きりであったが、その声は、私に或るいくつかの特殊な朝を思い出させた。
日記 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
と今までいかにも神妙らしくまっていた矢倉伝内は、ジロリと凄い上目づかいをしながら、玄関の応答に地獄耳をてていた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
馭者は振り返って見、車掌も振り返って見、例の勢のある馬でさえ、逆らいもせずに、耳をて振り返って見た。
胯間に無気味なものをぶらつかせて、のこのこと歩く姿は見る人の目をだたせたが、マルの目つきも哀れげであった。
吾亦紅 (新字新仮名) / 原民喜(著)
曲終って覚えず鬢雲くことを
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ず 東南より海を入て 江の中三里 逝江の潮をたたふ 嶋々の数を盡して ものは天を
山賊の構えた火見階子と云ってもいい、縦横町条ごとの屋根、辻の柳、遠近の森に隠顕しても、十町三方、城下を往来の人々が目をれば皆見える、見たその容子
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
寝られぬままに耳をると、何でも道中によくある胡麻の蠅を働く男を捉えてそれを拷問するのであると判った。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
と宗觀も音助もくり致しました。絶え/″\に成っていました新吉はに染った手を突き、耳をて聞いております。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)