“かたむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.4%
傾斜0.4%
囲位0.4%
0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人の喜兵衞はそればかり心配して、親類や知己に頼んで、縁談の雨を降らせましたが、新助はそれに耳をかたむけようともしません。
弦月丸げんげつまる萬山ばんざんくづるゝがごとひゞきとも左舷さげん傾斜かたむいた。途端とたんおこ大叫喚だいけうくわん二百にひやく船員せんゐんくるへる甲板かんぱんへ、數百すうひやく乘客じやうきやく一時いちじ黒雲くろくもごと飛出とびだしたのである。
糸に作るにも座を定めたい囲位かたむる事うむにおなじ。縷綸いとによるその道具その手術てわざその次第しだいじゆん、その名に呼物よぶもの許多いろ/\種々さま/″\あり、繁細はんさいの事をつまびらかにせんはくだ/\しければいはず。
痩松帶苔攲 痩松苔を帯びてかたむく。
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
曲終って覚えず鬢雲びんうんかたむくことを
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)