“狂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くる49.1%
ちが11.4%
10.5%
きょう5.3%
ぐる4.8%
きちがい3.9%
きやう2.6%
くるい2.2%
くるひ2.2%
きちが1.8%
ぐるい1.3%
くるほ0.9%
マニヤ0.4%
あば0.4%
おか0.4%
きちがひ0.4%
くるはし0.4%
くるわ0.4%
ぐるは0.4%
たは0.4%
ちご0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古井戸は、先住ものにふことありて其處しくなりぬとぞ。ちたる犇々としていなるのおもしをいたり。
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
気もいましょう、武蔵様は、わたしの心の中の人です。……その人が、なぶり殺しになるかと思えば、じっとしてはいられません。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何でございますか、向うの嘉吉さんのの婆さんが気がれて戸外へ飛び出したもんですから、で取押えるッて騒いだんですよ。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
尋常の大津絵ぶしと異なり、人々民権論にせる時なりければ、月琴に和してこれをうを喜び、その演奏を望まるる事しばしばなりき。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
いて、をしっかりとくわえてがり、にものいで暴風いながらかけりました。
赤い船とつばめ (新字新仮名) / 小川未明(著)
晩年則重は和歌であったから、いかさま辞世の一首があるべきだと云うので、何者かゞ後から偽作したように疑えないでもない。
ての老人するばかりに二日卯平には不快でさうして無意味された。になつてから
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼は人目に触れやすい社交場で、同じ所作をなお二三度くり返した後、発作のために精神にの出る危険な人という評判を一般に博し得た。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それから紫檀茶棚つてあつたが、れもさうななものであつた。御米にはそんな區別一向らなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
さればこそ花見の時と同じやうに、いゝ歳をしてひじみたメリンス友禪の袖を飜してゐるのであらう。
二月堂の夕 (旧字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)
敵ながら勇ましいかくごをきめて、ふたたび舵をわが歩兵陣地へ向け、縦隊のまま死にもので逆襲して来た。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
さればガーデのかなたにはウリッセのしき船路見え、近くこなたには、エウローパがゆかしき荷となりし處なる岸見えぬ 八二—八四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ち自己に奉ずるの念、薄きところからきたものとのみは、解し難い。むしろ御性格中に、守銭奴的な、黄金的なものがあるのではなかろうか? と、取り沙汰されている。
グリュックスブルグ王室異聞 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「利助どんも大分に評判がえいからおれもすっかり安心してるよ、もうれ出すような事あんめいね」
姪子 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
すこし、気がしいんじゃないんでしょうか
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
差向ひに椅子に腰掛けたは運動場近くにある窓のところで、庭球の銀之助なぞが呼び騒ぐ声も、玻璃に響いて面白さうに聞えたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
再び手出しもならざらんやう、ながら卑怯者の息の根をめんと、気もく力をせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
読者の、ものしく運八翁が、物見から、弓矢で、あるいは銃で、射留めた、と想像さるるのを妨げない。弾丸のとどかない距離をまだ註してはいなかったから。
その見上げるばかりのの梢まで登り尽して、それでまだ満足出来ないと見える——その巻蔓は、空の方へ、身をえながらものしい指のやうに
はや、酔ひしれてれきぬ、あな、わが血にぞ。
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「気でもうたのか、あの沢庵坊主、今朝聞けば、飛んでもないことを引き受けたちゅうぞ」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)