“茶棚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃだな61.5%
ちやだな38.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから紫檀したん茶棚ちゃだなが一つ二つ飾ってあったが、いずれもくるいの出そうななまなものばかりであった。しかし御米にはそんな区別はいっこう映らなかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
室の正面には椅子いす三脚とネパール製の白布の長方形の厚い敷物があり、欧州風の黒檀こくたん茶棚ちゃだなの上にはネパール製の女神めがみの獅子に乗って居る白色の置物あり
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それから紫檀したん茶棚ちやだなひとふたかざつてあつたが、いづれもくるひさうななまなものばかりであつた。しか御米およねにはそんな區別くべつ一向いつかううつらなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
三畳の方は茶の間になツてゐて、此處には長火鉢ながひばちゑてあれば、小さなねずみいらずと安物やすもの茶棚ちやだなも並べてある。はしらには種々なお札がベタ/\粘付はりつけてあツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)