“素頓狂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すっとんきょう77.8%
すつとんきやう11.1%
すとんきょう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素頓狂すっとんきょうな声で、馴染なじみの男の足をとめておいて、お品は帯を猫じゃらしに振りながら、孫兵衛の側へかけていった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガラツ八の八五郎は、相變らず素頓狂すつとんきやうな聲を出し乍ら飛込んで來ました。急に春らしくなつて、櫻のつぼみがふくらみさうなある日のひる頃のことです。
銭形平次捕物控:180 罠 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
その素頓狂すとんきょうな声をおさえつけて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)