“船路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふなじ42.9%
ふなぢ42.9%
ふなみち7.1%
みち7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安らかに海を渡れ! 長い船路ふなじのために、おまえは持てるすべてのものを支払った。貧しくよるべなく、おまえはおまえのカナーンの地をむだろう。
さればガーデのかなたにはウリッセのくるほしき船路ふなぢ見え、近くこなたには、エウローパがゆかしき荷となりし處なる岸見えぬ 八二—八四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「それでは、中洲の蘆の間が好う御座います。洲の中には船路ふなみちが掘込んで御座いますから、ズッと中まで入れますで」
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
むかし文覺もんがく荒法師あらほふしは、佐渡さどながされる船路みちで、暴風雨あれつたが、船頭水夫共せんどうかこどもいろへてさわぐにも頓着とんぢやくなく、だいなりにそべつて、らいごと高鼾たかいびきぢや。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)