“ふなじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
船路62.5%
舟路25.0%
艦路12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船路ふなじは短かいのだろう、いつまでもつづけばよいものを、とかれは思った。かすかにゆられながら、かれは自分が雑踏と声のもつれから、すべり去ってゆくのを感じた。
「道は舟路ふなじがいいぞ。海上ならまたたくだろう。書中にもくわしくしたためおいたが、そちの口からも、源太左衛門へじかに、恩賞いかようにも計らわんと、よく利を以て説きつけろ」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太宰府だざいふ以来、長い艦路ふなじの旅で、ご退屈らしく見うけられる。何か、五卿ごきょうのお慰みになるような工夫はないか」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)