“舟路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふなぢ42.9%
しゅうろ28.6%
ふなじ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舟路ふなぢゆたかにへとむかひぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「——背に、伊吹のけん、北国東海の二道をやくし、舟路しゅうろ一駆いっくすれば、京は一瞬の間にある。——しかも、平和を愛して、自適するにも、絶佳の景」
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あれほどな苦労と経験を世路せいろに積んだ老武士にしても、迷えば迷うものとみゆる。……ああ風浪よ、伯耆どのの舟路ふなじに、せめてはつらく当るな
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)