トップ
>
扼
ふりがな文庫
“扼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
やく
87.2%
とりしば
5.8%
さす
2.3%
し
2.3%
くびき
1.2%
つか
1.2%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やく
(逆引き)
越後によってそれが
扼
(
やく
)
されているかぎり、甲山の猛虎信玄も、ついに野尻湖以北——裏日本への展開は将来に望み難いものになる。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
扼(やく)の例文をもっと
(50作品+)
見る
とりしば
(逆引き)
渠
(
かれ
)
ら、お沢を
押取
(
おっとり
)
込めて、そのなせる事、神職の
言
(
げん
)
の如し。両手を
扼
(
とりしば
)
り、腰を押して、
真
(
ま
)
正面に、
看客
(
かんかく
)
にその姿を露呈す。——
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
扼(とりしば)の例文をもっと
(5作品)
見る
さす
(逆引き)
雨霽
(
あまあが
)
りで元気は
可
(
よし
)
、女
小児
(
こども
)
の手前もあって、これ見よがしに腕を
扼
(
さす
)
って——
己
(
おら
)
が一番見届ける、得物なんぞ、何、
手掴
(
てづか
)
みだ、と大手を振って出懸けたのが、山路へかかって、八ツさがりに
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
扼(さす)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
し
(逆引き)
「死骸を俯向きにして見ると、首筋にも指の跡がある。——匕首が突っ立っているから、うっかり
騙
(
だま
)
されたが、あれは刺される前に、男の強い力で
扼
(
し
)
め殺されていたんだ」
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
扼(し)の例文をもっと
(2作品)
見る
くびき
(逆引き)
そして彼はそれに
扼
(
くびき
)
をかけられ何とかして前に進もうともがいているように見えるであろう。
森の生活――ウォールデン――:02 森の生活――ウォールデン――
(新字新仮名)
/
ヘンリー・デイビッド・ソロー
(著)
扼(くびき)の例文をもっと
(1作品)
見る
つか
(逆引き)
勇は秀子の豊満な腕を
扼
(
つか
)
んで、母親に物を
強請
(
ねだ
)
る子のように打ち振りました。秀子はそうされ乍らも、小娘のように、シクシクと泣いて居たのです。あの勝気の秀子が——
流行作家の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
扼(つか)の例文をもっと
(1作品)
見る
扼
漢検1級
部首:⼿
7画
“扼”を含む語句
切歯扼腕
扼殺
扼腕
制扼
扼死
禁扼
絞扼死
要扼
“扼”のふりがなが多い著者
吉川英治
松濤明
中里介山
徳冨蘆花
ニコライ・ゴーゴリ
梅崎春生
林不忘
佐々木邦
泉鏡花
泉鏡太郎