“くびき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:クビキ
語句割合
59.1%
頸城15.1%
15.1%
首斬6.5%
1.1%
1.1%
1.1%
頸圏1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婦人は最早病弱不具な、そして貧乏と奴隷のくびきを打破する力も道義心をも持たないやうなみじめな人間の生産に与かることを願はない。
結婚と恋愛 (新字旧仮名) / エマ・ゴールドマン(著)
国府こうを中心にして、新川にいかわ頸城くびきあたりから、ある時は、赤石、小田おだの浜の地方まで、親鸞は、ひょうひょうと布教にあるいた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おもうに彼の君はずかしめられ臣死するの一時に際し、靦然てんぜんとして幕府に恭順を唱え、志士をくびきりて幕軍の轅門えんもんに致したる、俗論党の故郷として、充分の価値ありというべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
そうして、この蜒々えんえんとした武装の行列は、三つの山を昇り、四つの谷に降り、野を越え、森をつききって行ったその日の中に、二人の奴国の偵察兵を捕えて首斬くびきった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
たとえば、古エジプトの神ホルスは、日を右眼とし、月を左眼とし、その眼力能く神敵たる巨蛇アペプをくびきる。また神怒れば、その眼力叢林を剿蕩そうとうす。
そして彼はそれにくびきをかけられ何とかして前に進もうともがいているように見えるであろう。
「その所有物もちものは羊七千、駱駝らくだ三千、牛五百くびき牝驢馬めろば五百、しもべおびただしくあり」というほどの富の程度であった。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
二階の方は、相も変らぬ黄色のペンキで塗ってあり、階下には、馬の頸圏くびきだの、細引ほそびきだの、環麺麭バランカだのを売っている店が並んでいる。