“新川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんかわ53.8%
にいかわ15.4%
しんかは7.7%
しんがは7.7%
しんせん7.7%
にいがわ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば江戸市中の何処どこの所に掘割ほりわりをして通船かよいせん運上うんじょうを取るがよろしいと云う者もあり、又あるい新川しんかわ這入はいる酒に税を課したらかろうとか
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
国府こうを中心にして、新川にいかわ頸城くびきあたりから、ある時は、赤石、小田おだの浜の地方まで、親鸞は、ひょうひょうと布教にあるいた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ながれにそつて京橋區内にはいると、靈岸島湊町みなとちやうに御船手番所があり、新川しんかは三十間堀には酒醤油の問屋と銀座があり、木挽町にも正保元年から山村座がある。
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
それをさきへ行かしてから、四人はなほそろ/\語りながら薄野の横手の入り口に行き、新川しんがはおほどぶの石橋の上にしやがんで、行くべきところを相談する。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
表紙には『創世乃巻』と気取つた字で書いて、下にはやや小さく「野村新川しんせん。」
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
洗馬から本山もとやまへ出、本山から新川にいがわ奈良井ならいへ出て、奈良井から藪原やぶはらへ参りまするには、此の間に鳥居峠とりいとうげがございます。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)