“藪原”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やぶはら90.9%
やごはら9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手も顔も泥まみれのままで、腰には木刀を差し、藪原やぶはらの宿場の方へ駈けて行くので、内儀さんがどうしたのかと訊いてやると
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御通行後の二日目は、和宮様の御一行も福島、藪原やぶはらを過ぎ、鳥居峠とりいとうげを越え、奈良井ならい宿お小休み、贄川宿にえがわじゅく御昼食の日取りである。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
用ひずして左りの杖となしたるぞ無念なるくだりきりては只の田甫道たんぼみち面白くもなくトボ/\としてやがて藪原やごはらに着くこゝはヤゴ原と讀み元は八五原と書くお六櫛ろくゞしと世に名高き櫛の名所にて八五は即は
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)